6日にバッハコンクール汐留予選があり、教室の3人の生徒さんが出場しました。翌日Web上で発表があり、3人全員、優秀賞をいただき全国大会への出場が決まりました!おめでとうございます!!
中学2年生のHさんはレッスンに来て下さって1年3か月。勉強も部活も頑張りながら、ピアノもきっちりと4冊練習を続けています。何よりHさんとの会話が楽しくて、笑い声が絶えないレッスンとなっています。中学生という思春期でありながら、いつもお母様とはとても仲良しで、一緒にレッスンに来て下さっています。
中学1年生のYさんもやはり勉強と部活、そしてピアノとの両立を頑張っています。Yさんもきっちり4冊、減らすことなく取り組んでくれています。
一見物静かな雰囲気のYさんが、6月から運動系の部活に所属することになって最初は驚きましたが、今ではすっかりペースをつかんで、忙しい中学生活の中にピアノの時間を取り、昨年に引き続きバッハコンクール全国大会に進むことになりました。
小学2年生のMちゃんは、今年4月、コロナ禍の中、オンライン・レッスンで指導をスタートしました。手の事、指の事、呼吸のこと・・・、レッスンを始めてすぐの指導をオンラインのみでどこまでMちゃんに伝えられるかを危惧していましたが、私がビックリするほど注意するべき要点をつかんでコツコツと練習を重ねてくれました。そして2週間ほど前、本番も近いということでSteinwayでバッハコンの曲を弾いてもらった時、Mちゃんが出した最初の一音に衝撃を受けました。素晴らしく響きのある音をMちゃんが出してきたのです。これはもう、小学2年生という年齢は関係なく、大人顔負けの力強さと柔らかさと艶のある音をSteinwayから引き出していました。楽器が鳴っていました!!このMちゃんの音は、今年一番の私の驚きでもあり歓喜の瞬間でもあります。
誰でも出せる音ではないですし、恐らくこの音を出すまで、様々な練習をしてくれたのだと思います。強さだけでなく脱力にも全神経を使って、指だけではなく身体の隅々にまで神経を使って、そして呼吸と、更に音に対するイメージと・・・それはそれは沢山の練習を重ねてこの音を出してきたのだと、私は胸が熱くなりました。汐留のホール、名器ベヒシュタインからも、Mちゃんの素晴らしい音が響き渡っていました。
心から愛するピアノ、そしてピアノの演奏を、生徒さん達と一緒に深めていくことができて、私は本当に幸せだと感じます。全国大会へ向けて、充実した時間を過ごしていきましょうね!