13日、サントリーホールにてニューヨークフィルハーモニーの
演奏会があり、1曲目は独奏がピアニスト ユジャ・ワンで
ブラームスのピアノ協奏曲第1番の演奏でした。
今回、ラメ入りのドレスに10㎝以上はあるハイヒールをはいて
颯爽と現れ、いつものように超絶技巧をさらりと軽々演奏し、
胸のすくようなダイナミックさと小気味良さと繊細さを表現し
て、私達聴衆の心を掴んでいました。
アンコールは2曲で、シューベルト=リスト編曲「糸を紡ぐグレー
トヒェン」とメンデルスゾーン無言歌より「失われた幻」。
ユジャの特に素晴らしいところは姿勢。丹田が身体の中心となっ
て背骨が身体を支える軸となり腕は自由。鍛え上げられた指や腕
の筋肉を使い弾むように軽々と鍵盤の上から掴むような弾き方で
演奏します。私の席は2階席の最前列ということもあり、ユジャが
弾いている姿がとてもよく見えて、色々な音を身体をどんな風に
使うのかも勉強になり、そちらも楽しめました。
サントリーホールの周りにはステキなレストランやカフェがあり、
演奏会の前にちゃっかり抹茶シフォンケーキで腹ごしらえ。
感動のひと時でした。